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2014.03.08

「商品」を売るという思い込み

こんにちは、金子です。
「クルマはつくらない。クルマのある人生をつくっている。」というのはヤナセの広告で使われている言葉。
扱う商品の良さだけを必死にアピールしても、今時一定レベルの会社ならほとんどが同じ品質、またはどれもみな最上級の品質にあることを考えると、扱う商品の良さだけを必死にアピールしても、ヒトリヨガリなアピールですよね。その点、ヤナセのコピーは「商品以上」の部分に重きを置いている事を伺える良い例ではないでしょうか。
自社の製品が使われるシーンや、その製品を探している人の気持ちまで考えた良い視点ではないかな〜と思って勝手に感心していた訳です。
(保険会社や家電、それこそ車などは、その商品のあるすてきな生活を提案・宣伝するので、すごい斬新な訳でも新しい訳でもないのですが、一周まわって分かりやすく表現できているのではないでしょうか。)

さて、一度話しが変わります。弊社では西新宿でサービスオフィスの開店準備を進めております。
まだ皆様に詳細の報告を出来る段階ではないのですが、色々な準備や勉強をしてます。
※お問合せを頂いているお客様、しばしお待ちください。

内装の検討をしている過程で、オフィス空間がどう有るべきか、日々デザイナーなどと議論するなかで、
先日某外資系のオフィス家具メーカーの東京オフィスを訪問させてもらうことができました。
家具好きであれば、誰もが知るブランド。また一度はオフィスの家具を全てそのメーカーにしてみたいと思うあこがれのブランド。

見学しつつ、話を聞く中でパッと冒頭のヤナセのコピーを思い出しました。
彼らは、オフィス家具を販売するのではなく、オフィス全体の人の流れや働き方全体を商品としていました。
もちろん最終的な商品は椅子であり、机であり、そういった一つ一つなのですが、
「椅子を見たい!」と言われても、困ると言ってました。「椅子だけ見てもらっても、何も伝わらない。」と。
商品を見てもらっても、商品が伝わらないって面白いですよね。その言葉の通り、椅子や机の説明は本当にちょっとだけ。ほとんどはオフィス空間についての考察を聴かせていただける時間でした。

「私たちの作るチェアーはすぐに真似される。でも真似されてもかまわない。図面通りに真似されても、絶対に本質は真似出来ないから!」。
一つの製品をとっても真似されない自信が有る上に、「その家具のあるオフィスでの働き方」を売り物にしている訳ですね。
ほれました。

おまけですが、渋谷にこの会社のチェアを使っているシェアオフィスがあります。
非常に高価なこのチェアが置かれていることは、「すごいな〜!」と思ったのですが、
ただ、「座りやすい椅子」が「置かれている」印象でした。(もちろんすてきなシェアオフィスで運営社の方も魅力的!)
ようやくこのときの違和感がスッキリとしました。